人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Digital 四季彩感-森羅万象-PhotoBlog

白馬岳トレイル

深夜に白馬岳大雪渓ルートの登山口となる猿倉に到着。
天気はまずまずの予報で、今回は猿倉から栂池まで車の回送サービスを利用して、大雪渓から白馬岳(白馬山荘泊)~小蓮華山~白馬大池~栂池自然園(距離:16.5km.標高差:1700m)のコースとしました。
猿倉を6:30に出発し、7:45に大雪渓に入りました。出会った登山者は3人だけ。連休前の平日だけあって、狙い通りに超静かな山歩きです。雲がかかっていた上空も青空がのぞいてきました。
白馬岳トレイル_e0056449_7544144.jpg

雪渓の上を45分ほど歩いて、秋道にとりつく。左手の杓子尾根からは小さな落石が連続していて不気味さが漂う。秋道も「崩落危険、立ち止まるな」の看板が続き、息つく暇もない。岩室で休止をして、葱平に出る。葱平から急登が続き、再建されたばかりの真新しい避難小屋につく。(10:20)出発から3時間50分。途中、撮影をしながら、のんびりと登ってきたが、それでもコースタイムと同じぐらいのペース。
白馬岳トレイル_e0056449_8165612.jpg

頭上の稜線に「村営頂上宿舎」が見えてくる。秋枯れの花畑を経て、杓子岳が全貌が見えてくる。稜線までは僅かな距離となってくるが、かなりくたばってきた。(11:10)
この頃からガスが沸き立ちはじめた。
白馬岳トレイル_e0056449_8214153.jpg

11:30 村営頂上宿舎に到着。この小屋は山小屋の収容人員においては全国で3番目の規模にあるという。しかし、今夜の宿泊先はさらに頂上寄りに「白馬山荘」と決めている。白馬山荘の収容能力は1200名で全国で1番の規模を誇る山小屋である。白馬岳の山腹に横たわる学校の校舎を思わせるような山小屋である。
白馬岳トレイル_e0056449_8293263.jpg

左右にまたがる建物の間に白馬岳へ登山道があり、登山道が県境で右側建物が「長野県」、左側が「富山県」という両県にまたがったユニークな山小屋でもある。
12:00 ゆっくりと登ってきたがあとは日の入りまで長い休息時間となる。小屋の受付を済ませ一眠りすることにした。夕食は5:30からであるが、日入りの撮影のために遅らせてもらうことにした。
17:00 小屋と頂上の中間ぐらいに三脚を立て夕日の撮影を開始した。
夕日そのものを狙うのもいいが、どうちらかというとこういう光景が山らしくて気に入っている。
白馬岳トレイル_e0056449_20405470.jpg

白馬岳トレイル_e0056449_20432250.jpg

この時期は旭岳の頂上付近に沈むのでやや中途半端な構図となってしまう。
白馬岳トレイル_e0056449_19294188.jpg

夕日撮影を終えて、急いで食堂へ急ぐ。残念ながら日入り30分後のクライマックスは食堂で観ることになった。ちなみに遅食は私一人だった。食事は丁寧でまずまず。
1200名収容の大規模な小屋もこの日は20人ぐらい。単独もグループもこの日は全て個室対応。和室6畳に1名と山小屋では体験したことがない超破格の対応にうれしい反面、夜は寒さを感じずにいられなかった。
赤の彩度を高めて夕照の剱岳を表現してみた。
白馬岳トレイル_e0056449_2047051.jpg

by crewcs77 | 2009-09-18 08:33 | 風景