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Digital 四季彩感-森羅万象-PhotoBlog

オオキンケイギク

数週間前から道端や河原の土手にキバナコスモスに似た「オオキンケイギク」が勢いよく咲いています。ここ数年、この時期になるとこの花が目立ちはじめました。
この植物は北アメリカ原産で、日本では園芸用に栽培されていたそうですが、自生力が強く、全国的に広がり、在来種への影響が大きいことから、2006年からは特定外来種として、その栽培や移動は禁止され、駆除対象になっています。

ブラックバスやニューギル、ミドリカメや噛みつきカメ、アライグマやヌートリアなど繁殖力の強い生物が日本のいたるところで帰化しています。先日もTVで東京の多摩川には熱帯魚が棲息し「タマゾン川」と揶揄していました。下水を処理した水が温かいまま川に放水されるので冬でも熱帯魚が生息できる川になったそうです。

また、温暖化現象によってイノシシやシカの活動範囲が広がり、これらが標高の高い山にも出没するようになって高山植物が食い荒らされる被害がでているとも言われています。これによって氷河期の生き残りともいわれるライチョウの棲息にも甚大な影響を与えています。
今秋、名古屋では生物多様性条約国際会議(COP10)が開催されます。
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by crewcs77 | 2010-05-30 20:36 | 風景