Digital 四季彩感-森羅万象-PhotoBlog

カテゴリ:我が家のペットたち( 35 )

ちっち、あれから

8月11日、早朝の惨事で片翼を失い、生死を彷徨った「ちっち」。
看護の甲斐があって、傷は回復したが、日増しに迫る老衰は痛々しく、「がんばれ」と声をかけるのも酷な状況になってきた。
どうやら、目が見えないようである。片目は完全に失明したようだ。そのせいか、首は折り曲げて、片目だけを上に向けて、不自然な姿勢しかとれない。止まり木でも不安定となり、時折、転落してしまう。
鳴き声も元気がなく、「ちぃ~~」とさえずる。
掌で包んであげると、気持ちよさそうに居眠りをする。
なんとかしてやりたいと思うが、どうにもこうにもできないもどかしさが募る。
ペット飼育する上で覚悟しておかなければならないことであるが、心痛むものである。

生への執着心を感じずにはいられない。
酷ではあるが、天からのお呼びを待つしかない。

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7月30日に撮影したカット。1ヶ月後の姿はかなり違う。今の姿は撮影できる状況ではない。
by crewcs77 | 2006-08-26 12:30 | 我が家のペットたち

午前4時半・騒然の惨事

夢の中にいた私は、階下の悲鳴と叫び声で反射的に目を覚ました。
泣きながら叫ぶ声は、まぎれもなく女房である。
「どうしたんや!」「泥棒か?」と大声で階段を駆け下りる。

現場は1階の和室。
10秒足らずであろう死闘は終わり、和室では女房が泣いていた。
犯人は「黒い猫」
和室は変則的な窓と網戸がついているが、ネコは網戸を破った訳でもなく、丁寧に押し開けて入ってきたと思われる。で、ネコが室内に入った後は、網戸は元の状態に戻っていたという。

女房の状況説明によると、明け方、トイレに行くため階下に下りた。
和室にいる「ちっち」が激しく泣いているので、部屋をのぞいたら、ネコと目があった。
その瞬間、ネコは和室とリビング慌てふためいて走り出した。
出口がないので、とっさに和室の窓を開けたら、そこから外へ逃げっていった。

「なんや、ネコかいな。強盗か泥棒でも入ったかと思って、びっくりしたわ。やれやれ・・・」

私は慌てて階下に下りたので、眼鏡をかけていなかった。眼鏡がなければ、和室の状況も知る由もない。
女房は「ちっちが・・・」と泣き声で言う。

ちっちのケージの廻りにはちっちの沢山の羽が・・・
当のちっちは息絶えたかのようにケージの床に落ちている。
床のシートはちっちの血で染まっている。
「なんたることか・・・」
ちっちを掌に包み込む。
死んではいない。掌に血が飛び散る。
ちっちは無残にも、片翼を失くしていた。

ネコがケージに手を入れた節はない。
ちっちは襲い来るネコに驚いて、ケージ内で右往左往したに違いない。
なんせ、老衰で安定も悪く、飛べない状態であったから、死に物狂いで抵抗したと思われる。

掌からケージに戻そうとするが、ちっちはだるまのようにケージ内を痛々しく転げまわる。
その勢いで再び血が飛び散る。

とにかく止血をするしかない。
止血用の塗り薬を羽の付け根に塗布し、しばらく掌で安堵させることにした。
掌ですやすやと眠る。
限界が近づいていた矢先の不幸である。
14年の生涯で、なんたる惨事か。ここまで生き延びてきて、こんな不幸に見舞われるとは。
悔しくて悔しく、ネコに対して復讐心が込み上げてくる。
掌に載せ、1時間が経過してきた。
血も止まったようだ。
指にはしっかりと止まってくれるようなので、ケージの止まり木に乗せてみた。
数回、転倒した後、なんとか止まり木で安定を取り戻した。

もう少し若ければ、回復も期待できるが・・・。
無常であるが、どうしてあげることもできない。
治癒力と生命力に託すしかない。

以前、数ヶ月前にワンコのかかりつつけの獣医さんで聞いたら、鳥は、朝見たら死んでいることが多いといわれた。
そのことが気になり、毎朝毎朝、ちっちの様子を気にしていたところだ。
朝、こちらの顔をみるなり、チッチチッとなき、ケージにくちばしをひっかけ近づいてくる。
“命ある限り”と願っていた矢先の惨事に、辛さが募る。
まさか、ではあるが管理状態が不適切であったことを悔やむ。

その挙句、ワンコに「お前らは何をしてたんだ!」と罵ってしまう。

「ちっち、がんばれ」

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by crewcs77 | 2006-08-11 06:31 | 我が家のペットたち

命ある限り・・・

ようやく梅雨があけた。
昨年、飼育していた「かぶと虫」の子孫が♂・♀1匹づつ誕生した。堆肥の栄養分が少なく、超かわいいサイズとなった。

早朝の青空に誘われて、牧場のひまわり畑へ撮影に出た。
8時には夏の日差しが照りつけ、早々に退散。
自宅にいても、クーラーなしには過ごさせない。でも、これが何より快適である。
余りにも退屈なので、レンタルDVDを借りてくる。
「三丁目の夕日」に妙に感動してしまう。昭和30年代、貧しくとも人の心は豊かだった時代である。それにしてもあの映像再現は見事としかいいようがない。

既報の通り、我が家で一番古いペット、キエリボタンインコの「ちっち」。
止まり木に止まっていても安定が悪くなり、姿勢がおかしくなってきた。
見ているだけでも痛々しい。胸が詰まる思いである。
かごから出しても、飛ぶことはない。ヨタヨタと歩くのが精一杯である。
「最後かも知れない」という思いで、撮影をすることにした。
14年にわたり我が家を見守ってきた小さな小さな家族である。
命のある限り・・・。

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by crewcs77 | 2006-07-30 22:58 | 我が家のペットたち

さよならクック

出会いがあれば、別れはつきものであるが、なかでも永遠の別れは殊更だ。人間だけではなくて、ペットであっても同じである。ペットを飼育する上で、それは覚悟はしているものの、いざ別れのときは悲しく辛い。

3月14日午前9時頃、うさぎでネザーランド系の雑種であった「クック」が7年の寿命をまっとうした。
様子がおかしくなったのが、3月8日で翌日には獣医さんに診てもらい、投薬をしていたがそれ以上の施しようはなかった。ウサギは一般的に7-8年の命と言われている。個体によってはそれ以上長生きするのもいるらしいが、クックは平均的な寿命で逝ってしまった。数日前からは動きが殆どなくなり、体もガリガリにやせ細っていった。逝く前日はケージの中でよろけだし、目も開かなくなった。今朝、でかける前に見たところ、かろうじて息だけをしている状態で臨終の時期が近づいているようだった。最後の最後は、息子だけが見届けたようだが一人で心細く辛かっ
たようだ。息子によると、心臓が止まった後、その場を少し離れたら、ちび太とこー太がケージのよこで見守っていたらしい。犬とうさぎは相性はよくないが、特にちび太はクックがきたときから遊び相手になっていた。動物には人間以上の波動があるのだろう。クックが死んだことを息子から連絡を受け、昼休みを利用して、近くの里山に埋葬した。硬直したクックをちび太に見せたら、ブルブルと震えだした。きっと、どういう状態であるかは判別しているのでだろう。

クックが7年前に我が家にやってきたときは、まるでモルモットぐらいの大きさであった。よくミニウサギと称しながら、とんでもない大きさに成長するのだが、クックは成体でもこれまでに見たことがないような小さなサイズのウサギだった。冬場は家の中のケージで過ごし、温かくなれば庭の小屋に移動し、庭を自由自在に走り回っていた。窮屈なケージが嫌いで、ケージを開けるように毎朝せがんでいた。部屋の中で放すと、嬉しそうにぴょんぴょんと跳びまわり、その後をちび太が追っていた。こー太とはあまり相性があわず、こー太が近寄ると、こー太に飛び掛ることもあったが、ちび太にはそんなことをしたことはなかった。
夏の暑い日には、庭の日陰を探して、リラックスした表情で寝そべり、寒いときには日向をみつけ日向ぼっこをしていた。えさはビレットが中心であった。ウサギが好きなニンジンやキャベツ、レタスを与えても食べなかった。ビレットも銘柄を変えると食べないときがあった。庭に放していても、先代のうさぎと違い、庭木を食ったり、地面に穴を掘ることもなく、飼い主から見ると利口なウサギであった。ウサギも性格や習性は個体差があり、万別である。飼い主側の勝手を言えば、できるだけ自由な環境を作り、最後の最後まで愛育できたと思える。果たして、クックはどうであっただろうか。
主がいなくなったケージや庭はなんだか寂しくなった。
クックが生きた証として、ウッドデッキの隅にはクックが残した糞が転がっている。

最後の最後まで一生懸命に生きたクックをいつまでも思い出として残しておきたい。
3月としては、冷え込む夜になった。晴れ渡る東の空にまんまるな月が浮かび上がっている。
月の中でクックが跳ねているように見えた。

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クック最後の撮影カットとなった画像/3月13日
by crewcs77 | 2006-03-14 20:00 | 我が家のペットたち

夏休みもあと2日

私の勤務先は土曜・日曜日は休みであるが、祝日が休みではない。その分、年間3回の長期休暇がある。年末年始・ゴールデンウィーク、夏季休暇である。今年の夏季休暇は暦の関係で
10連休となった。このトップシーズンに10日の休みがあっても簡単に消化できるものではない。この時期に長期的な旅行ができるほど、経済的な余裕などあるはずがない。心の余裕だけだ。どんなに無理をしても、スケジュールが埋められるのは、せいぜい半分ぐらいである。あとはその日暮らしである。

夏休みも今日を含めあと2日。
朝になって、今日は有意義に過ごしたいものだと思っても、思いつきではどうにもならない。
天気が悪ければ諦めもつくが、予報に反して、夏らしい空模様。
こうなれば、しょうがない。今日はお犬さまを喜ばせる日にしょう。
子供たちが小さいときは、川へ水遊びによく連れていったものだが、もうそんな年代ではない。
でも、この時期、犬にとって川は、とっておきの遊び場である。
できるなら綺麗な川に行きたい。
東海地方で、なおかつ至近距離で美しい川といえば板取川である。
行き先は容易に決まったが、名神高速が渋滞中である。
既成概念とは恐ろしいものだ。美濃までは「名神」→「東海北陸道」の道順しか浮かばなかった。
息子が「東海環状を使えばすぐじゃない」といいだした。
なるほど、この春、愛知万博の開幕にあわせるように東海環状が豊田(名神・伊勢道直結)から美濃(東海北陸直結)までが完成していた。この道なら渋滞はないし、中央道土岐JCTまでは100km/hで走行できる高規格道路だ。
車に乗れるだけ大喜びの犬たち。久しぶりのドライブになおさら勇んでいる。

目的地の板取川は、どのサイトも大賑わい。まるで海水浴場を思わせるサイトさえある。
いつものマイサイトへ向かい、犬を放す。
2頭が一目散に水辺に急ぐ。あれよあれよいうまに泳ぎだし、疲れては浅瀬で伏せをして涼しそうな顔だ。
相手にしてやることが少なかったここ最近。たまには犬孝行することも大切だと感じた。
だって、犬たちの寿命はわずか数十年。犬たちの時間も大切にしてあげたいものだ。
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画像はこの日撮影したものではありません。Nikon F90 AF28-85/2.8-4(2001年8月)
by crewcs77 | 2005-08-14 22:03 | 我が家のペットたち