Digital 四季彩感-森羅万象-PhotoBlog

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霊峰・御嶽(御岳)山

深田久弥「日本百名山」から
『普通御岳は日本アルプスの中に入れられるが、この山は別格である。
そういうカテゴリーからはみ出している。
北だの、中央だの、南だのと、アルプスは混み合っているね、そんな仲間入りは御免だよ、といいたげに悠然と孤立している。
たしかにこのボリュームのある山は、それだけに一王国を形成している。一個の山として、これだけ図体の大きい存在
も稀である。山頂は、最高の剣ヶ峰を初め、継母岳、摩利支天山、継子岳などからなっていて、その間に、二ノ池、三ノ池、水の枯れた一ノ池、あるいは賽の河原と呼ばれる広々とした原、ザクザクした外輪壁などがあちこちにあって、はなはだ変化に富んでいる。しかし、遠くから望むと、それらすべてが一つの大きな頂上となって、そこから裾へと向かっておおらかな斜線をおろしている。』
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みたび歩いてみると、「日本百名山」は実にいいあてた表現です。
今回、選んだ登山道は黒沢口から剣ヶ峰、二ノ池、賽の河原、三ノ池からは八合目へトラバースする道を選びました。この復路のルートは歩きやすく眺望もよく気に入りました。
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賽の河原
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三ノ池
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三ノ池から女人堂方面を望む
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秋色が進む登山道
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八合目付近より仰ぐ
15:00 中の湯駐車場到着。
木曽温泉の湯で疲れを癒し、帰路に着きました。
by crewcs77 | 2008-09-28 19:51 | 風景

神々が秋色に彩る御嶽山

木曽・御嶽山(標高3067m)に行ってきました。
古くから「木曽のおんたけさん」と親しまれ、“夏でも寒い”と詠われてきましたが、さすがに今シーズン初の冷え込みは予想を凌ぐものでした。
午前5時、黒沢登山口(中の湯)、標高1815メートルの気温は2℃。
見上げれば満点の星空。東の空に傾く、三日月。
霜柱や薄氷が張る登山道を分け入りました。
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6:00、七合目を通過。しらびその樹林帯から光線が射し始めました。樹林帯から見上げる、上空は青空に覆われ、絶好の登山日和を思わせます。天気予報によると午後からは好天と伝えていたので、ますます期待が持てる天気となりました。
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7:00 八合目、女人堂に到着。樹林帯を抜け、ここから眺望が開けます。
乗鞍を一番近くに、穂高が、槍が見渡せます。笠が岳の左奥、富山県側に位置する黒部五郎岳や薬師岳は冠雪しています。今シーズン初、昨年よりも24日早い冠雪となったようです。
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御嶽山の八合目から九合目にかけては早くも秋の彩りになっています。
神々が絵筆を持ち始めたようです。
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8:30 標高2900m到達。寒気は好天だけでなく強風を伴ってきました。気温は推定で氷点下
のはずです。強風で体感温度はさらに下がります。岩場からはつららが下がっていました。
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剣が峰までの山頂尾根は突風です。標高3千メートルで吹きすさぶ強風は半端ではありません。かつて体験したことがない風です。小石が飛び、足をすくわれ、立っていることができません。何度か体を伏せながらも、9:30-剣が峰に到着しました。
御嶽山には富士山と同様に、沢山の山小屋がありますが、この時期は五の池小屋を除いて全ての小屋で営業を終了しています。
頂上直下、強風を避け、閉ざされた小屋の脇で待望のコーヒータイムです。
手袋をしていても指は寒さで麻痺しています。
抜けるような青空がだんだんと雲に覆われていきます。
朝食を済ませ、三の池方面に向かうことにしました。
↓剣が峰直下の二の池、遠方に乗鞍、穂高、笠を望む。
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by crewcs77 | 2008-09-27 16:25 | 風景

冬のたより

北海道の旭岳や羊諦山では初冠雪を記録しました。
標茶町でも今朝は冷え込み、早くも氷点下の冬日だったようです。
今夜から明日にかけ寒冷前線が南下し、明日の日中は全国的に雨です。
その後、一時的に冬型の気圧配置となり北海道の山岳のみならず、北アルプス槍ヶ岳などは吹雪になる予報です。
“寒さ暑さも彼岸まで”とはよく言ったものです。
標高2800m付近では秋の装いとなってきたようです。
この週末の冷え込みで一気に下降しそうです。
明日、仕事を終えたら会社の仲間らと山へ向かいます。
3人なので車中泊をやめ、旅館で素泊まりすることにしました。
山は御嶽です。一人は百名山のトライアル中、一人は登山レビューです。私は過去に登頂しているので、今回は8合目から9合目にかけての紅葉撮影が目的です。天気次第では山小屋に泊まって夕、朝のライティング狙いも美味しいかなと思っています。とりわけ、飛騨山頂にある五の池小屋は築4年、ひのき造りの魅力的な小屋です。一度は滞在してみたい小屋です。
北アの山登りができるのもあと半月ほどとなりました。
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06年10月9日撮影
冬型の気圧配置は各地で山岳遭難を引き起こしました。
この画像の撮影地は早朝の大正池ですが、静かな湖畔はヘリのエンジン音が轟いていました。レンズを向けた先(左のガスの中にあるジャンダルム)で複数の遭難があり、天候の回復と同時にヘリによる収容が始まりました。
by crewcs77 | 2008-09-25 22:01 | 風景

哀れな結末

首都東京のド真ん中に二ホンザルが表れ、ニュースになったのは久しいですが、名古屋においても数週間前から1頭の二ホンザルが表れ、話題になっていました。
目撃情報があったのは名古屋市の東南部、天白区や緑区でその範囲は結構広いもでした。このサル、人にもちょっかいを出したようで、数名が怪我をする事件にもなっていました。
どうやら野生のようです。天白区や緑区は他の区に比べれば比較的、緑は多いものの野生のサルが生息するようなエリアはありません。どこをどう遠征してきたのかは当のサルに聞かなくてはわかりません。オスのサルは成人すると育った群れから離れ、単独で放浪の旅に出る習性があります。その距離は時に数百キロにも渡るといいます。旅の途中で大都会に紛れ込んだのでしょう。
姿を現し始めてから数週間。
21日の朝刊には家の軒先を悠然と闊歩する写真が掲載されていました。
ところが翌日の新聞は痛ましい記事に変貌していました。
名古屋の大動脈である国道23号線で車に轢かれたサルの死骸が見つかったとのこと。
都会は住みにくかったことでしょう。
大都会の冒険の果て、大河ならぬ大動脈の渡渉に失敗したサルは無念だったことでしょう。
余にも哀れな結末でした。合掌
(画像と記事とサルは全く関係がありません)
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by crewcs77 | 2008-09-24 20:30 | 動物

我が家の脱走騒動

池袋サンシャイン水族館の脱走常習コアリクイが、好物のアドガボにつられて保護されたとのニュースを鼻で笑っていた矢先のこと、我が家のジャンガリアンが脱走を図っていました。
昨夜まで水槽内(背丈の低いらんちゅう用水槽で飼育)にいたことは目撃されているのですが、その後の情報はありません。たまたま、昨夕、掃除をしたときに、えさ箱の配置を誤り、それを足場に脱走したようです。家族総出で探しても見当たりません。
外に出た可能性もあります。
目撃しているであろう、わんこ2匹に職務質問をしても知らんぷりです。
「食べたのか」とわんこに迫る帰省中の息子。
リビングはもとより、台所の冷蔵庫の下から、和室の押入れまで隈なく探索するが、姿は見当たらず。外に出て、デッキや玄関周りを探すが、全く見当がつかず。
これ以上、探しようがないので出現することを期待してあきらめることにしました。

あきらめた直後に直感が働きました。
まるでねずみの波動が届いたかのように。
玄関にいき、登山シューズを覗き込んだ途端に目と目があいました。
「おったぞ~~」
無事に保護され、元の棲家に戻りました。
ねずみも冒険に疲れたのか、そそくさと巣箱にはいりました。
年賀状素材のモデルで大活躍だったジャンガリアン2匹。
影は薄くなったものの、我が家のアイドルとして元気に活躍しています。
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by crewcs77 | 2008-09-22 22:02 | 我が家のペットたち

虎のシッポに火がついた!

えらいことです。
虎のシッポどころか虎のケツに火がつきました。
メークミラクルレジェンドとか訳のわからないことを抜かしている読売うさぎ軍団に肉薄され、ゲーム差「1」になってしまいました。

今年はぶっちぎりのリーグ優勝!の予定でしたが・・・。
仮にタイガースがリーグ優勝できたとしても、今の勢いで言えば、プレーオフでの劣勢は否めないでしょう。
日本シリーズに出られなければ、リーグ優勝しても価値が低いし、全く面白くありません。
今のようにペナントレースで競って競って、すべり込んだところに優勝(=日本シリーズ出場)があってこそ、クライマックスと言えるように思えますが。

とにかく「がんばれ阪神タイガース」
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by crewcs77 | 2008-09-20 23:00 | アラカルト

台風一過

台風が夜半に通過したため、今朝は台風一過、澄み渡る青空が広がりました。
『こんなことなら、“山に・・・”“撮影に・・・”と出かければ良かった』と悔やむのは私一人ではないと思います。
ところがきれいな青空は午前9時頃までで、その後は雲が湧く中途半端な天気になりました。

最近の台風は拍子抜けが多いというか、マスコミが過大報道しているように思えてなりません。
かつての報道(ニュース)は5W1Hによる事実だけを忠実に伝えてくれていました。
ところが久米宏のニュースステーション以降、各局ともに報道スタイルが変わり、いまでは報道番組なのかワイドショーなのか、あるいはバラエティーなのか区別ができないような時代になってきたように思います。
氾濫する情報から、主観を取り除き、適切に判断する能力が求められる時代といえます。

今朝は朝食もとらずに、近くのひまわり畑に走り、台風一過の青空を背景に撮影しました。
旬が過ぎたひまわりに「ゆく夏・くる秋」を感じました。
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by crewcs77 | 2008-09-20 08:07 | 風景

常念岳 日帰りピストン

先週に引き続き、日本百名山の山旅を楽しんできました。
世間様は3連休になれどT社カレンダーに準じた会社に勤める私はいつもと変わらぬ週休2日の週末です。この時期の3連休は山を目指す人で賑わいます。
登山口の駐車場や山小屋の混雑を避け、日帰りで行ける主峰として安曇野の名峰「常念岳」(2857m)を選びました。安曇野に高々と聳えるピラミッド型の山容は美しく、いつかは登りたい山でした。
「常念には若い勇敢なクライマーを誘い寄せる岩壁や困難な沢はないが、その美しい形をもって、芸術家気質の人々を惹きつける」と深田久弥は『日本百名山』に記しました。
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午前中までは晴れるとの天気予報に期待を寄せて登りましたが・・・。
4:25 登山口(登山補導所:1323m)出発
     ヘッドランプを頼りに百名山を目指している同僚とスタート。
     星空が見えなくなったので天気が気になるところ。
5:30 王滝ベンチ付近
     背景の空が見事なほど真っ赤に染まる朝焼け。
     好天の期待も虚しく、雨が落ち始める。
     せめて曇りであってくれと祈るが。
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7:00 最後の水場
     順調に歩を進め、標準コースタイム3時間40分のところを1時間短縮するスピードで到達。
     蒸し暑さを避け、合羽を着用せず。弱雨をシャワーに心地よい登攀を続ける。
     このあたりから、下山(山小屋を出発した)する人とすれ違うようになる。
     横尾-蝶が岳-常念を3泊した方は「最高の天気に恵まれた3日間の登山でした」と・・・。
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7:45 常念乗越
     待望の稜線に辿り着く。弱雨でかすむ眺望、かろうじて穂高の山裾が見える。
     「この天気でこれだけ見えれば良し」と慰めておく。
     小屋で一休みしたいところであるが、山頂へ急ぐ。
     山頂との標高差は400m。目前に迫る傾斜を根気よく登ることになる。
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     雨が激しくなり、体が冷え込むので合羽を着用。
     岩礫の急斜面をジグザクに登っていく。乗越までは順調であったが、この斜面はきつい。
     登りに飽き飽きした頃、下から見上げていた先端が目前となってきた。
     目指した先端は山頂ではなく、ペンキで「8合目」と記されていた。戦意喪失。
     高山植物は秋の気配となってきた。
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9:15 常念岳山頂
     山頂はゴツゴツとした岩に囲まれ、小さな祠が祀られている。
     ガスに包まれる中、コーヒータイム。
     それまで降っていた雨が止み、ガスが抜け始めた。
     薄日とともにあきらめていた眺望が広がり始めた。
     あとは下山だけ。槍が顔を出すまで、食事をしながらのんびり待つことにした。
     (結果、1時間強滞在したが、その後、再び天気・眺望とも悪化した)
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山頂で稀な機会に遭遇しました。
     蝶が岳方面から単独で登ってきた婦人が我々を見て、「写真を撮ってもらいたい」という。
     「写真を撮ってもらえる人がいて良かった」という。(誰もいなければ“誰かが来るまで待つつもりだった”と。
     なぜなら、その方は、この常念岳をもって「日本百名山」が達成といわれました。
     山頂で出会わせた一同(僅か3名ですが)は拍手で祝い、労いました。
     ご婦人は62歳。約12年かけての達成だったそうです。
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by crewcs77 | 2008-09-13 20:56 | 風景

焼岳縦走13km

9:05 頂上を後にして、中尾峠方面へ下山を開始。頂上直下からの下山は火山らしく露岩帯の急傾斜。砂礫ザレ場は登山道さえわからない。ところどころにあるペンキと下から登ってくる登山者で道を見極めるといった感じ。
9:15 青空が一層広がってきた。後から迫る団体さんの姿も見えないので、露岩で大休憩。天気予報を信じなかったことが幸いした好天になってきた。
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10:15 標高2080m、ランプの小屋こと焼岳小屋に到着。ここで大休止。湯を沸かしてコーヒータイムとする。15分経過した10:30、団体ご一行が到着。出発は50分とのこと。10分先に小屋を経った。
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11:00 ササ原を抜け、はしごを慎重に下っていく。
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大抵のガイドブックは上高地側からの縦走を紹介していますが、上高地側からの登山はかなりきついのではないかと思います。下った実感でしたので、帰宅後、標高差グラフを見ると、上高地側登山口から北峰の距離約4km、標高差約1000m。中の湯バス停から北峰の距離6km、標高差1100mで、中の湯側からの方が比較的安定的な勾配といえます。
今シーズンの初登山。登りよりも下りに疲れた登山でした。
12:40 山小屋を経ってから2時間。上高地・田代橋に到着。ここで昼食タイム。
13:00 帝国ホテル前よりバスに乗り、沢渡へ。
13:40 マイカーに乗り換え、白骨温泉は“泡の湯”へ。乳白色の温泉に浸かり、今日の無事と天気に感謝。“あ~~~~っ”という一声に疲れがふっ飛ぶ感じ。
さて、次は何処へ。 
by crewcs77 | 2008-09-06 21:12 | 風景

焼岳縦走7時間

今シーズンの初登山に選んだ山は焼岳でした。
これまでに幾度となく大正池や上高地から眺望した山でした。
見上げればなだらかでこんもりとした山です。
足慣らしにはちょうどいいぐらいの山と思っていましたが、富士山同様に“見る”と“登る”では大違いの山でした。足慣らしどころか、本格的な1DAYトレッキングとなりました。
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5:00  沢渡駐車場 上高地行き始発バスは私達だけを釜トンネル入り口となる「中の湯バス停」まで運んでくれました。
5:20  焼岳登山口(旧中の湯ルート)出発。出鼻をくじかれるような急登。ガスがこもり、ムシムシするブナの木立を登攀。急登は約30分続く。登山道脇の笹の中を駆け抜ける不気味な音が。“すわっ、熊か・・・!?”緊張が走る。さらに10分ほど登りつめると、その正体がニホンザルの一群とわかる。ブナの木の上に沢山のサルがいました。
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7:00  一時的に開けた台地に着く。コースタイム通りに歩いていれば標高2100m地点となる「下堀出合」に着くはずであるが、どうやらその地点ではない。東に明神、前穂、吊尾根が見渡せる。出発時は雨を覚悟していたので、“雨さえ降らなければ”と願っていたが・・・。晴れてはいないものの、これだけの眺望があれば“まずまず”です。
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7:20  新中の湯ルートと合流する「下堀出合」に到着。出発より2時間。眼前に“北アルプスの香炉”といわれる焼岳が全容を現す。岩稜は迫力に満ちる。“日本百名山”を引用するならば、「まざまざと活火山という印象を強く受ける頂上である」。さて、これをどのようなルートで登るものか?初めての登山ならではの“未知”の愉しみが広がる一瞬です。
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8:25  頂上直下の稜線に到着。前面に笠ヶ岳、眼下には青い噴火湖、左手には焼岳南峰、右手にはガスを吹き上げる噴気孔、その上に聳える北峰。頭上や乗鞍岳方面に青空が出始め、爽快な気分が倍増。
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8:40 北峰2444m。雲が沸き立つもの、360度のパノラマを堪能。しばらくして、途中で追い抜いた30名の団体が到着。個人パーティー2組、4名は急ぎ、縦走、下山することに。
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by crewcs77 | 2008-09-06 18:41 | 風景