人気ブログランキング |

Digital 四季彩感-森羅万象-PhotoBlog

2005年ファイナル

この日も午前5時に起床。5時半にホテルを出発して朝の定番撮影地である雪裡川「音羽橋」へ向かう。薄暗い中、三脚を立てて場所を確保する。この時間帯でも中心部は先客の三脚で覆い尽くされていた。その数ざっと60本。あたりが明るくなりはじめた6時半頃、川の中で鶴が動き始めた。僅かであるが気嵐が発生する。ここでの撮影レンズは最低でも600ミリは必要である。サンニッパーに×2テレコンを装着しているのでブレには細心の注意を要する。それとカメラの防寒対策。この日の気温はマイナス15℃。D100とD2Xを併用して比較したが、D100はマイナス10℃ぐらい機能不全に陥る。一方、D2Xは吐く息でボディーが白く凍ってもびくともしな
い。耐寒性の違いが一目瞭然だった。
音羽橋での撮影後、ホテルへ戻り朝食を済ませる。その後、鶴見台の様子を見に行く。午前9時頃で沢山の鶴が集まっている。なかなか思うようなアングルが望めない。青空が美しかったので時折飛び立っていく飛翔シーンを中心に撮影した。ここではあまり長居をせず、サンクチュアリーに戻り、少しだけ撮影をする。その後、車を走らせ達古武湖へ移動した。7月に出会った北きつねに会いたくて様子を見に行った。しかし、足跡さえなく、近くには車に轢かれただろうエゾシカの死体に群がるカラスしかいなかった。残念だが、ついでなので釧路湿原細岡展望台に寄り、数カットの撮影を済ました。帰路、トイレついでに塘路駅に立ち寄る。先回もそうであるが、ここで飲むコーヒーは美味しく感じる。
再び鶴居村に戻り、夕暮れ狙いの場所を菊地牧場にした。ここは寝床へ帰る鶴たちの飛翔シーンを夕照とともに狙うポイントになる。午後3時40分、からまつ林の向こうに大きな太陽は沈んでいく。何度か小集団となった鶴が飛んで行くが、半分ぐらいはカメラを構えている後方を飛んでいるようだ。午後4時、日が沈むと急激に寒くなる。大群が飛び去った後、待てど暮らせど鶴はやってこない。殆どの人が片付けに入ったので、我輩も諦めて片付けを行なう。車に乗り込んで途端に、これまでにない大群がV字をなしてやってきた。既に後の祭り。こんなものかと
思いながら、帰宿した。1日を終えて、何はともあれ温泉である。重曹の入った温泉は「美人の湯」と名付けられ、あるランキングでは全国2位に輝いたという名誉ある温泉である。雪に囲まれた露天風呂は最高の気分。湯からあがると極寒が体を襲うが、これもまた快感である。

今日は1年のファイナル。大晦日だ。9時には年越しそばが振舞われた。ライブラリーでオーナーをはじめ気心の知れあった方同士で交流をなされていた。末席でご一緒させていただき、写真家今泉氏とご挨拶することができた。
1年を振り返り、身から出たサビとはいえ、痛切な思いをした年であった。ときに人間不信に陥り、心身とも衰弱し、カメラさえ持つ気力も失せた時期があった。それでも沢山の人に励まされ、支えられ1年を終えることができた。同時に改めて撮影が趣味にできて良かったと実感している。なんでもいいから“夢中”になれることは素晴らしいことである。来年もまた撮影というライフワークを通じて、仕事に撮影に夢中で駆け抜けたいと決意した大晦日となった。
e0056449_22244957.jpg

by crewcs77 | 2005-12-31 22:18